こんにちはITENです!
以前にランナーは休むことも大切だという記事を書きました。
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休み方にもいろいろあると思いますが、多くの方は「休養」と聞くと、家の中でゆっくりする・寝るといったことを思いうかべると思います。
しかし、どれだけ寝ても疲れが取れなかったり、ゆっくりしているはずなのに身体がスッキリしないといった経験はありませんか?
そういった経験のある方におすすめする休養の仕方が、
アクティブレストです。
アクティブレストについて解説していきます。
アクティブレストとは?
アクティブレストとはアクティブ(活発)・レスト(休息)の言葉から連想できるように、身体を動かして疲労回復を試みる休み方です。
日本語では「積極的休養」とも言われます。
「身体を動かして疲労が回復するの?」
と思われる方も多いと思いますが、アクティブレストはトップアスリートも実践している休養の取り方でもあります。
アクティブレストは激しい運動を行うのではなく、心地よい程度の運動・軽い運動で身体を動かすのがベストです。
・アクティブレストのメカニズム
ではなぜ身体を動かすことが休養につながるのか。
軽い運動によって得られる効果があります。
- 血行改善
- 呼吸循環
- 代謝改善
- 自律神経が整う
それぞれ解説していきます。
1.血行改善
激しい運動や長時間の労働によって筋肉はいつも以上にこわばります。この筋肉のコリによって血液の循環を悪くしてしまい、疲労を感じる原因の一つとなります。
軽い運動をすることによって身体中に張り巡らされている血管が膨張し、血液の流れをよくしてくれます。これにより筋肉のコリの解消が期待されると同時に、体内の疲労物質も血液と同時に流してくれるため疲労回復につながります。
2.呼吸循環
身体を動かすことによって普段よりも呼吸回数が多くなり、体内に取り入れる酸素の量が増えます。酸素を多く取り込むことによって、細胞の活性化や疲労物質の乳酸を分解してくれる効果が期待されています。
継続した運動をすることによって代謝を上げることができます。ダイエットに取り組んでいる方や健康を維持したい方にとっては代謝を上げることはとても重要なことだといえます。
効率よくカロリーを消費するためにもアクティブレストは効果的で、無理のない範囲で続けられるのも魅力的です。
4.自律神経が整う
日頃の仕事疲れや人間関係などでストレスが溜まってしまい、自律神経が乱れてしまう原因になります。
自律神経を正常に保ってくれる神経伝達物質「セロトニン」はアクティブレストのような運動で分泌する効果があります。これにより、イライラやストレスを解消してくれスッキリとした日常を送ることができます。
・具体的なアクティブレスト
アクティブレストの方法は人それぞれで自分に合ったやり方を見つけるのも重要なことです。
理想は10分~30分の軽い有酸素運動が望ましいです。
具体的なアクティブレストの例

- ウォーキング
- ランニング
- ラジオ体操
- ストレッチ
- ヨガ
- サイクリング
- 趣味のスポーツなど
言わば軽い運動ならなんでもいいということです。
アクティブレストは道具や場所にとらわれず、誰でもすぐに実践できるというのが利点だと思います。わざわざスポーツジムに通う必要もありません。
仕事の合間にも
仕事中に肩が凝ってきたなと感じたり、ストレスを感じたときにも効果的です。

そんな時は、背伸びなどのストレッチやオフィス内を散歩、階段を意識的に使ってみるなどしてみてください。
昼休みには天気が良ければ外を散歩してみると、よりスッキリするかもしれません。
まとめ
家の中でゆっくりしたり、寝ることだけが疲労回復につながるとは限りません。アクティブレストをすることによって日頃のストレスやイライラの解消にもつながるので、ぜひ休日には積極的に取り入れて頂きたいと思います。